七夕ってなに?由来や意味を子どもたちにわかりやすく伝えよう!

短冊に願いを書いて星に祈るロマンチックな行事、七夕!
たくさんの七夕飾りで飾った笹竹が風に揺れると、本当にきれいですよね。

今回は、保育所、幼稚園に通う3~5歳の子どもたちがわかりやすいように「七夕」の意味や由来をまとめてみました。
あくまで3~5歳児に向けた説明なので、難しい部分は省略したり、簡単な言葉に言い換えたりしています。内容や語尾など、話しやすいようにアレンジして伝えてあげてくださいね。

7月7日は七夕!

7月7日は七夕!
笹竹に七夕飾りや短冊を吊るして星にお願い事をするので、笹の節句や星まつりとも呼ぶよ。

でも、どうして星にお願い事をするんだろう?七夕飾りって何だろう?

星にお願い事をするのは、七夕伝説というお話がもとになっているよ。
昔々、織姫という機織が上手なお姫様と、彦星という働き者の男の人がいたんだって。二人は仲良くなって結婚したんだけれど、毎日二人で遊んでばかりいて、お仕事を全然しなくなってしまったんだって。
それに怒った天の神様は、天の川という星の川で、二人を離れ離れにしてしまったんだって。
でも、ずっと会えないのはかわいそうだから、年に一度、7月7日だけ会えるようにしてくれたんだよ。
七夕は、織姫と彦星が年に一度だけ会える大切な日なんだね。

七夕伝説については、こちらの特集記事でさらに詳しく紹介しています。↓

七夕伝説 ~織姫と彦星のお話~

七夕の日には、夜空を見上げてみよう。星がたくさん集まって川のように見えるところが天の川だよ。
この天の川の近くにある、こと座の「ベガ」という星が織姫、わし座の「アルタイル」という星が彦星だといわれているよ。
その二つにさらに白鳥座の「デネブ」という星を加えると大きな三角形になるので、これを「夏の大三角形」と呼ぶよ。

夜でも明るい街の中では、天の川はあまり見えないけれど、夏の大三角形はどれもとても明るい星だから見つけやすいよ。みんなも夜空を見上げて探してみてね。
夜は暗くて危ないから、大人の人と一緒に探そうね。

昔の人は七夕の日に、「織姫のように機織や裁縫が上手になりますように」ってお願い事をしたんだって。
今では、他にもいろいろなお願いごとを短冊という紙に書いて、こんな風に笹竹に吊るして七夕飾りとして飾るようになったよ。
竹は天に向かって真っすぐ伸びる強い植物だから、神様の力が宿ると考えられていたんだって。

それから、「たなばたさま」の歌に、「五色の短冊」という言葉が出てくるよね。
五色っていうのは、青、赤、黄、白、黒の五つの色で、昔からとても大切な色だと考えられてきたんだって。

七夕飾りには他にもいろいろあって、それぞれに意味があるよ。

ひらひらと揺れる吹き流しは、織姫の織り糸を表しているよ。五色で、悪いものを追い払う力もあるよ。

神衣(かみこ)は、紙でできた着物だよ。飾ると、服を上手に作ったり直したりできるようになるんだって。

網飾りは、魚を捕る網を表しているよ。たくさんの食べ物や幸せを掬い取れますように、という願いが込められているんだよ。

折鶴:折り紙で折った鶴も飾ろう。鶴はとても長生きする鳥だから、長く健康に暮らせますようにという願いが込められているよ。

巾着は、お財布のことだよ。お金がたくさん集まりますようにという願いが込められているよ。

くずかごには、物を大切に使おうという気持ちが込められているよ。七夕飾りを作る時に出た紙くずは、この中に入れよう。

いろいろ作って飾れば、とてもきれいな七夕飾りになるね。
七夕ではほかにも、そうめんを作って食べたり、いろいろなお祭りが開かれたりするよ。
みんなも、星を見ながらお願い事をして、楽しい七夕を過ごしてみようね。

七夕について紙芝居でわかりやすく伝えよう!

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