こどもの日ってなに?由来や意味を子どもたちにわかりやすく伝えよう!

 

空に泳ぐこいのぼり!かっこいい鎧兜の五月人形!
こどもの日のお祝いって、さわやかで元気な気持ちになりますよね。

今回は、保育所、幼稚園に通う3~5歳の子どもたちがわかりやすいように「こどもの日」の意味や由来をまとめてみました。
あくまで3~5歳児に向けた説明なので、難しい部分は省略したり、簡単な言葉に言い換えたりしています。内容や語尾など、話しやすいようにアレンジして伝えてあげてくださいね。

それでは、「こどもの日ってなんだろう?」のお話、スタート!

5月5日はこどもの日!

5月5日はこどもの日。端午の節句とも言うよ。
みんなは鯉のぼりを見たことがあるかな?鎧兜を飾っているお家もあるかもしれないね。

こどもの日は、鯉のぼりや鎧兜を飾って、子どもたちが元気に大きくなりますようにってお願いする日だよ。
男の子の日と言われることもあるけれど、女の子もお祝いしていいんだよ。

でも、どうして鯉のぼりや鎧兜を飾るんだろう?

まずは、鯉のぼりのお話だよ。

鯉のぼりってなに?

昔々、中国という国に竜門っていう大きな滝があったんだって。
流れがとても急で、どんな魚も登れなかったんだけど、ある時一匹の鯉が激しい流れに逆らって、滝の上まで登り切ったんだって。
するとその鯉に不思議な力が宿って、立派な竜に変身して、天高く飛んで行ったんだって。

一生懸命に頑張った鯉が立派な竜になったように、「子どもたちが、立派に育ちますように」という願いを込めて鯉のぼりを飾るようになったんだよ。

鯉のぼりを飾ってみよう!

これが鯉のぼり。
長~い竿に鯉の形をした飾りがついていて、風が吹くとまるで泳いでいるように見えるね。

黒くて大きな鯉は「真鯉(まごい)」、赤い鯉は「緋鯉(ひごい)」その下に青やピンクなどの小さい鯉がいることもあるよ。

みんなで「鯉のぼり」の歌を歌ってみよう。

♪屋根より高い 鯉のぼり
大きい 真鯉は お父さん
小さい 緋鯉は 子どもたち
おもしろそうに 泳いでる

「鯉のぼり」の歌では、緋鯉は子どもたちと歌われているけれど、お母さんと考えてもいいんだって。

竿の先にはかご玉(回転球)、矢車、吹き流しなどが付いているよ。

今では屋根より高い鯉のぼりを飾るのは難しいかもしれないけれど、みんなで鯉のぼりの飾りを作って飾ってみるのもいいかもしれないね。

鎧兜も飾ろう!

次は鎧兜。
鎧や兜は、身を守る大事な道具だよ。
「こどもたちが無事に大きくなりますように」という願いが込められているんだよ。

鎧兜のほかにも、金太郎や桃太郎など、元気な子どもの人形を飾ることもあるよ。

新聞紙や折り紙で、兜を作ってみるのも楽しいね。

こどもの日の花や食べ物

子どもの日には他にも、菖蒲(しょうぶ)っていう草花を使って、怪我や病気などの悪いものを追い払ったり、縁起のいい食べ物を食べたりするよ。

 

きれいな紫色の花菖蒲は、刀に見立てて飾ろう。
菖蒲の葉を頭に巻けば、頭がよくなるといわれているよ。お風呂に入れて菖蒲湯で温まるのもいいね。

粽(ちまき)は、茅や笹の葉でお餅を包んだ食べ物だよ。食べると悪いものを追い払ってくれるんだって。砂糖やきな粉をつけて食べることもあるよ。

柏餅(かしわもち)は、あんこ餅を柏の葉で包んだお菓子だよ。食べると子どもが元気に育つんだって。

子どもの日のことわかったかな?
鯉のぼりや鎧兜、菖蒲の花を飾ったり、菖蒲湯に入ったり、ちまきや柏餅を食べたりと、楽しいことがたくさんあるよ。元気に大きくなれるようにみんなでお願いしようね。

こどもの日について紙芝居でわかりやすく伝えよう!


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